インレーのワックスアップについて。

f:id:shapes-take:20190618131403j:imageおはようございます。サシミです!今日からまた一週間の始まりですね。テンションはだだ下がりです。しかし、早く帰れるように頑張りましょう!

今日はインレーのワックスアップについて書きたいと思います。若い子を見ていると、窩洞にワックスを盛って、また次の模型にワックスを盛ってとりあえず、20個なら20個に全てワックスを盛ってそこからカービングに入る人がほとんどです。これ、時間がかかります。完全に固まったワックスをカービングするの大変じゃないですか?固まるまでにバイトくらいは調整しておかないと対合からの圧力で、変形します。またそれを焼き付け直して。とやっていたら全然終わりません。

しかも精神安定上よくありません。20本やっと盛り終わったのに、結果的にまだ1本も仕上がっていないからです。ならばどうするか?

まず、マージンをわざと超えてワックスを盛っていきます。薄くオーバーマージンになるように。当然、盛りながら軽く指で圧接します。盛り終わったら、バイトを決めちゃいましょう。対合を軽く合わせて当たるところのワックスをインスツルメントで軟化し、直ぐに対合をグリグリ噛ませます。そうしたらカービングしちゃいます。基本的にインレーでは咬合しなくていいです。

ワックスが柔らかいうちに終わらせてしまいましょう。え、変形しそう?いやいや、大丈夫。エバンスの先を常に中心窩に向けて、ワックスを圧接しながら(撫でる様に)カービングするのです。

ワックスは多少柔らかいので力がかからないし、圧接も同時にできるので、あとでマージンを焼き付ける必要がありません。マイクロスコープで見ても一切開いたりしません。慣れれば1本5分かからないです。

盛ってスプルーまで立ててを1本ずつ完成させるので、どんどんが減っていくので、精神的にも楽になりますよ。10本位終わったら埋没しちゃいましょう。さあ、あと半分です。少し休憩したらまた一気に1本ずつ完成させましょう。

インレー担当の技工士の人は是非試してみてくださいね。

キーワードはワックスは温かいうちに削れ‼️です。