私の歯科技工士人生について ⑥

こんばんは、サシミです!今日も一日お疲れ様でした!昨日にも書いた前装冠のキャラクタライズについてですが、色が取れる取れないは私には然程関係ありません。前にも書きましたが、最終的に自分のイメージした色と口腔内に入れた時の色調をマッチさせるのが私の最終目標でした。なので、前装冠で色を合わせると言う事は自分でデータを取る為でもあり、これが一番の目的でした。

毎日の様に患者さんの歯の色を見ていると、パターンが決まってくるのに気づきました。ベースとなるシェードはみなさんご存知のVITAシェードガイドで十分です。あくまでもベースです。そこから何色を着色するか。絵の具と一緒です。自分が見たままの色を補綴に的確に乗せていく為には自分が使用するステインを色々と混ぜながら何度も何度も塗っていく事が重要です。

やっていくうちに、ある限られたいくつかの色しか使わない事に気づきました。やればやる程使う色の種類が減っていったのです。今私が使用している色ですが、普段は4種類です。実際の色味は多少違うかもしれませんが、

1、オレンジ系  A系統のオレンジ色です。

2、こげ茶系 茶色の絵の具よりも暗いイメージ  

3、ブルー  これは普通に青いです。

最後に私はこの色がキーになるとは思いませんでした。

4、黒  はい、黒です。

最後の黒は本当によく使います。切端の透明感を出す時はもちろんですが、基本的に口腔内の天然歯を見るとグレーがかって見えるのが多いです。おそらく、光の透過性の違いなんだと思います。

こう言う時には黒のステインを使います。グレーでは無く、黒です。以前にも書きましたが、多少大げさに色を乗せないと、口腔内では映えないのです。

実際に私が使用しているステインを次回、紹介しようと思います。