私の歯科技工士人生について。 ㉙

こんばんは!サシミです!この週末は暑かったですね!台風の影響は皆さん大丈夫でしたか?関東甲信越地方の梅雨明けも発表されてこれから本格的な夏の到来ですね☀️熱中症などにも気をつけていきましょう。

さて、先週の答え合わせからいきましょう。セット時に患者さんが必ず取る行動でしたよね?カチカチ噛み合わせを確認し、前歯であれば鏡で色や形の確認もするでしょう。最後に患者さんは必ず自分の舌で補綴を舐めます。尖って痛くないか、ザラザラしていないか、出っ張り過ぎていないか、凹んでいないか。舌の感覚で瞬時に感じ取ります。自分の口腔内に異物と言う名の補綴が入ってきたのですから、舌の感覚も研ぎ澄まされます。そもそも、髪の毛一本口の中に入っても瞬時に感じ取るのですから、舌感はとても重要な感覚です。見た目では良くても舌感に違和感を感じると患者さんはその補綴を受け入れてくれません。反射的要素もあると思います。ここに気を配れる技工士は本当に上手ですし、何より愛情と言うか優しさが溢れています。私は特に気を使います。こう言うチェアサイドで感じられる事が多ければ多いほど、実際は模型上で製作しているものが口腔内とシンクロしながら頭の中でイメージしながら製作できるようになります。これできるようになると、おそらくドクターからの信頼は強固なものになるでしょう。色のイメージもしかり、イメージが口腔内に行く事でセット時もほとんどイメージのまま終わるようになります。

補綴の答え合わせをしない人はずっと答えを知らないまま補綴を作ることになります。ドクターからはクレームの連絡は来ますが、問題なくセットされた物に関しては自分が聞かない限り分かりません。しかもその答え合わせはドクターがしたものなので、自分と同じ答えだとは限りません。なので、まずは一度、自分の目で答え合わせを経験してみてください。不正解でも大丈夫。続けていけば正解にたどり着きます。これが最短の道であると私は思います。

この夏の課題として、いくつ答え合わせができるか挑戦してみて下さい!