私の歯科技工士人生について ⑧

おはようございます!サシミです!今日も一日頑張りましょう。前回は技工士のスタイルについて触れました。まず最初に私が目指したスタイルをと今のスタイルをお話ししたいと思います。

 

前にも書きましたが、私はとにかく口腔内での調整を少なくしてチェアサイドのセット時間が短くなる事にほぼ全力を注ぎました。技工士が模型上で見て上手いと思う物と、ドクターが口腔内にセットしてみて上手いと思う物は違いがあります。患者さん1人1人オーダーメイドですが、もう一つドクター1人1人にもオーダーメイドと言う気持ちで製作していました。極端な事を言えば、保健の臼歯に関しては、形態云々じゃなく調整が少ない補綴を作れる技工士の方が上手いとなります。

患者さんの負担も減りますよね。何度も何度も噛んでは削られ噛んでは削られでは、ドクターへの不信感にも繋がります。この感覚を持つ技工士も一つの技術力だと思っています。

 

ドクターから直接指名が来る様になれば、上司達は何も言えません。ドクターから直接こう言う理由でオーダーを受けたのでこの形態になりました。と説明すれば、誰もああしろこうしろと言ってこないので、精神的にも楽になります。もちろん、ドクターと対等に近い形で会話をするのであれば技工的な勉強だけでなく、ドクターサイドの治療に関しての勉強も必要になります。知識は自分の防御になります。

 

私が目指した技工士像は、雑誌や世間では知られていなく、有名ではないが、ドクターの間ではこの人上手いよと言われる技工士です。トップセラミストが作るセラミックは時間が多くかかり、料金も高くなります。写真で拡大しても瓜二つの物ですから当たり前ですよね。じゃあ、私は? 

 

続きはまた書きます。